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カフェインの作用と「カフェイン・ゼロ飲料」 [CVX-化学発展演習 日記]

 こんにちは~ (*^_^*)/

 カフェインは図録などに昇華実験で登場する複素環式化合物です。

 ファイル:Caffeine.svg

コーヒー類に含まれるカフェイン(IUPAC名 1,3,7-トリメチルキサンチン)は、分子式C8H10N4O2アルカロイドの一種(プリン環を持つプリンアルカロイド)です。

カフェインの生理作用は、① 覚醒作用(アデノシン受容体に拮抗),② 交感神経興奮様作用(心筋収 縮力の増大気管支平滑筋の弛緩脳細動脈の収縮),③ 利尿作用(尿細管での水分の再吸収の抑制)胃酸分泌を亢進(胃酸を産生する細胞でプロトンポンプを活性化)があります。カフェインは体内で代謝されると、主に尿酸と して尿中に排泄されます。

 風邪薬などにも、「無水カフェイン」が入っていますよね。強心・興奮作用(安息香酸ナトリウムカフェイン剤)や抗がん剤などの効果を高める作用(抗がん剤が破壊したがん細胞のDNAの修復を阻害する)があるとされ、医薬品にも使用されています。

よく、カフェイン中毒といわれますが、どんな物質にも危険量があります。依存性はニコチンなどに比べれば、無いのに等しく(ニコチンの依存性は最悪の麻薬ヘロインに次ぐと言われています)、相当量を摂取しなければ中毒症状にはなりません。

カフェインの半数致死量 (LD50) は約 200 mg/kg ですから、一般的な成人では(純粋なカフェインの質量で) 10~12 g 以上摂取すると危険とされています。一般の食品で、これだけ多量のカフェインを摂取するのは困難ですが、錠剤として処方される場合は高濃度にカフェインを含むものもあります(薬事法では1回(1錠・1包等)あたりに500mg以上のカフェインを含むものを劇薬に指定)。

カフェインには、覚醒作用がある為、就寝前に飲むのは得策ではありませんね。だから、こんな商品が登場するのでしょう(「カフェインゼロ」を強調した飲料が続々とお目見え-産経新聞より)。

カフェインゼロ飲料続々登場 年齢層や飲用シーンの幅に広がり(記事) 

近ごろ増えているカフェインゼロの飲料。
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  • 価格: 990 円
  • 十六茶のパッケージには「朝ブレンド」「カフェインゼロ」の文字が躍る。

     「利尿作用があるといわれるカフェインを含まず、新たに 雑穀や麦などミネラル豊富な素材を採用して、寝ている間に失われる水分とミネラルの補給に適した、朝のブレンド茶にリニューアルしました」と、アサヒビール広報部の三橋憲太さんは説明する。

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  • 一方、「コカ・コーラ ゼロ」ブランドから先月発売されたゼロフリーは、夜のリラックスタイムを楽しむための飲み物として人気を呼んでいる。夜の時間帯でも飲みやすいように、糖分や保存料などとともにカフェインもゼロに。これまでコーラを敬遠しがちだった40代以上の世代にも飲用者を増やしているという。
特性を生かしたこんな上手な取り方もあるという。

 「まずは、20~30分昼寝したいとき。カフェインが最も有効に働くのが摂取後30分~1時間 なので、昼寝前に取ると目覚めがすっきりします。また、運動する前に取ると持久力が上がるといわれています」

 一方で、カフェインは健康のバロメーターになるとも。「1日に コーヒーを何杯も飲んでしまう人がいますが、これは、何とか気持ちを奮い立たせようと、手っ取り早くカフェインを取っている状態」と榊さんは指摘する。もとをたどると、食生活が乱れているために疲れやすくなり、ストレスに弱い体になっていることが多い。榊さんは「カフェインに頼り過ぎと自覚している人は、日々の食生 活や生活習慣を見直して」と話す。

-----------------------------------------(記事より抜粋)

受験生の中には睡眠時間を削る人も居ますが、それは最後の手段。効率を上げれば、時間を節約できる筈です。各科目の担当講師に効率の良い勉強法を教わって、それを実践してください。
少なくとも、化学では「その日のうちに復習」を強く推奨しています。


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