SSブログ

砂糖とバイオエタノールの同時増産 食料・燃料危機も一挙解決! [科学技術]

◎\( ̄O ̄)こんにちは~!!Ξ(  ̄▽ ̄)ノ―――――――◎

カーボンニュートラルの一つと云われているバイオエタノールですが、植物由来プラスチックと同様に、例え植物由来であっても製造工程で植物から成分を抽出する際に石油系の溶媒を使用したり、或いは醱酵や蒸留のための加熱する燃料が化石燃料であったりと、実際にカーボンニュートラルを実現するのは容易なことではありません(アメリカ合衆国で生産されるバイオエタノールは、生産段階で大量の化石燃料が使用されており、逆に環境負荷を増やす結果となっていることが指摘されています)。

カーボンニュートラル = 環境中の炭素循環量に対して中立
     植物由来燃料・原料の燃焼・分解に伴って排出される二酸化炭素の量を基準(排出量)にし、
     元となる植物が成長過程で吸収した二酸化炭素の量(吸収量)がそれと同じ量となること

また、サトウキビや小麦,トウモロコシといった、アルコールを抽出する際にアルコール発酵しやすい澱粉作物は、人間の食料品としての需要もあるため、化石燃料の代替品として大量生産をすれば食糧不足を招く恐れがあり、実際にアメリカでは価格の高騰を招きました。そこで、日本が開発した食糧生産とバイオエタノールを両方得られる方法が登場です w( ̄△ ̄;)wおおっ!。

--------------------(産経新聞 2013.3.31すごいぞ!ニッポンのキーテク)
砂糖とバイオエタノールの同時増産 食料・燃料危機も一挙解決!
 アサヒグループホールディングスは昨年10月、サトウキビから生産できる砂糖の量を大幅に増やしながら、バイオエタノールも併せて生産する技術を 開発した。トウモロコシなどからも作れるエタノールは化石燃料の代替品として需要が高まるが、大量生産をすれば食糧不足を招く恐れが指摘されていた。同技 術を使えば、食糧の生産量を減らさずにエネルギーを生産できることから、食糧とエネルギーの双方の問題解決につながると期待が高まっている。

  独立行政法人の農業・食品産業技術総合研究機構(農研機構)との共同開発で生まれたこの技術は、砂糖とエタノールを従来と逆の順序で作る「逆転生産プロセ ス」と呼ばれる。サトウキビにはショ糖ブドウ糖果糖の3種類の糖が含まれているが、砂糖を生成するのはショ糖のみ。従来工程では、サトウキビの絞り汁 をショ糖とそれ以外の糖分(還元糖)に分解した上で、ショ糖のみを砂糖として回収し、残った還元糖に酵母を加えてエタノールを生成していた。

 だが、エタノールの元となる還元糖はショ糖生成を阻害する働きがあるため、還元糖の含有率が高いサトウキビは砂糖の生産性を著しく落とす性質が問題視されていた。還元糖の含有率が低い品種は1~3月にしか収穫できず、台風で折れた粗悪なサトウキビなどから効率よく砂糖を取り出すことは、精糖会社や 農家にとって課題だった。また、そうした性質が砂糖の生産コストやサトウキビの価格高騰を招く要因にもなった。

 同社は、こうした問題に対応するため、06年から農研機構と共同で沖縄県の伊江島で本格的にエタノールに関する研究開発をスタート。単一面積で砂糖とエタノールを従来の1・5~2倍採取できる新品種を開発するなど成果をあげた。

 しかし、精糖会社にとってエタノールを生成する還元糖は砂糖生成を阻害する“不要”なものとして受け止められ、還元糖を多く含む新品種の評判は芳しくなかった。

 「還元糖だけを除去できれば、どんなサトウキビからも効率よく砂糖を採取できるのだが…」。バイオエタノール技術開発部の小原聡部長は頭を抱え た。同年の夏。妙案が浮かばないまま都内に戻り、気分転換にパチンコを打ちに行った。「パチンコはまず役物の羽根を開かせ、その中にある大当たりの穴を目 指す。玉を入れる順番と重要度が逆だな」。何気なくパチンコ台を眺めているうちに、この関係がエタノールと砂糖の関係にリンクした。「重要でないエタノールを先に生成できれば、残りはショ糖だけになるのではないか」。「逆転生産プロセス」の糸口となる発想を閃いた瞬間だった。

 以前読んだ文献で、還元糖だけを分解する酵母が存在することを思い出し、すぐに実証実験が始まった。サトウキビの絞り汁に還元糖だけを選択的に発酵する特殊な酵母を加 えることで、ショ糖還元糖をほぼ完全に分離することに成功。還元糖をエタノールに変換・除去した後、絞り汁に残る高純度のショ糖から砂糖を効率良く生産 することが可能になった。

アサヒグループHDなどが開発した「逆転生産プロセス」と従来の生産プロセスの比較図.jpg

アサヒグループHDなどが開発した「逆転生産プロセス」と従来の生産プロセスの比較図

 これにより、ショ糖成分の10~15%しか砂糖にならなかった品種でも、新技術により最大で約4倍となる65%以上も砂糖に転化することもでき た。さらに、ショ糖を取り出した後に残った糖蜜から砂糖を作ることもできれば、従来の酵母を加えることでエタノールの生成もできようになり、需要に応じて砂糖とエタノールの生産比率調整をも可能にした。

 「サトウキビは栄養分の少ない土地でも育つ植物で、土地の緑化にも貢献する大きな可能性を持っている」と小原さん。今後は15年をめどに同技術の実用化を目指し、砂糖とエタノールの自社生産や技術販売などさまざまな形でのビジネスチャンスを模索する。

新開発のサトウキビ.jpg

従来のサトウキビ(左)に比べ、新開発した品種は茎の本数が多く長いことから、より多くの砂糖とエタノールを採取することができる(提供写真)
---------------(引用終わり)---------------

ところで、カーボンニュートラル は化石燃料等から排出された二酸化炭素などの温室効果ガスの蓄積によって、地球が温暖化するのを防ぐのが目的ですよね。ところが・・・・(^^;)

----------------------------------( 週プレNEWS 2月27日(水)
地球にとっては温暖化より寒冷化のほうが脅威?

地球の気温を左右する太陽の活動が今、極めて異常な事態になっているという。このままでは「地球温暖化」どころか、世界は寒冷化に向かっている可能性があるというのだ。

「光」と「風(プラズマ)」を全方向へ放ち続ける太陽は、常に内部で核融合を起こし続けている超巨大原子炉だ。その活動の活発さは、「黒点」の数で知ることができる。太陽活動レベルが最大の「極大期」には黒点は数百個になり、最小の「極小期」には0個に近づくのだ。

そして、その周期はおおむね規則的で、9年から13年、平均11年で「極大期→極小期→極大期」の変化を繰り返してきたことも知られている。

ところが、すでに前回の「極大期」から14年がたったにもかかわらず、ときどき数個の黒点が出現するだけの「極小期」が続いているのだ。しかも昨年中頃からは、太陽の南極と北極がどちらも「N極」になるという、奇怪な現象が起きている。もちろん、原因はさっぱりわかっていない。

ただし大昔にも、太陽黒点の数の変化を不思議に思い、観察した人々はいた。その記録によると、日本では江戸時代前・中期にあたる1640年から1700年頃にかけて、黒点が非常に少ない時期があったことがわかっている。

地球惑星科学の世界的権威である丸山茂徳教授東京工業大学大学院)によると、この時期は「マウンダー極小期」と呼ばれているという。

「どうも今の特異な太陽活動は、そのマウンダー極小期とよく似た状態へ向かっている可能性が高いのです。この、太陽活動が非常に低下した時期は、地球上の気温が至る所で急激に低下し、農作物の収穫は極端に落ち込み、世界中あちこちで飢饉(ききん)が発生しました。日本では寛永の大飢饉元禄の大飢饉が起きています」

さらに丸山教授が続ける。

「このように、人類にとって本当に恐ろしいのは、温暖化よりも寒冷化です。20世紀以降、人類は農業収穫を約4倍にまで高めました。しかし同時に世界人口も4倍の70億人に達し、うち10億人以上が栄養不足に苦しんでいます。過去になかった人口爆発の時代に、寒冷化による食糧危機が世界を襲ったら……」

あくまで予測だが、と前置きした上で、丸山氏は遅くとも2035年までにはマウンダー極小期と似た寒冷期に入る可能性があると言う。

しかも、ちょうど1年前、ロシア科学アカデミーの天体物理学者ハビブッロ・アブドゥサマトフ博士は「2014年から地球は小氷河期(ミニ・アイスエイジ)に入る」という発表をしている。太陽の黒点と活動記録の調査から“すでに”太陽活動は著しく低下しているという結論に至ったアブドゥサマトフ氏は、こう語っている。

「現在は保温状態から冷めるのを待っている状態であり、2014年頃から2055年頃にかけ、地球は急激に冷え込むでしょう」

この、「2014年」という超リアルな数字をどう受け止めるかは、読者それぞれの判断にお任せしたい。
---------------------(引用終わり)--------------

もしかして、極小期(小氷期)に備えて、二酸化炭素を一杯出しといた方が良いのではないだろうか ~(・・?))(((;・・)?


nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。