硫黄の単体 [CVX-化学発展演習 日記]
こんにちは~ (*^_^*)/
同素体の中で、もっとも細かく出題されるのは、15族3周期の燐Pですが、
意外と盲点になるのは硫黄です。
入試で出題される硫黄の同素体は、
単斜硫黄,斜方硫黄,ゴム状硫黄の3つです。
常温で最も安定なのが斜方硫黄で、
単斜硫黄やゴム状硫黄を放置しておくと、斜方硫黄へと変化します。
また、硫黄原子が数珠状に繋がったゴム状硫黄を除き、
硫黄原子8個が環状構造をつくった八員環のS8分子からなるため、
有機溶媒の二硫化炭素に溶けるという性質があります。
さて、
単斜硫黄は「淡黄色」,斜方硫黄は「黄色」,ゴム状硫黄は「黄褐色」と言われますが、
実際には高純度の硫黄からつくったゴム状硫黄は「黄色」になるんですね。
ゴム状硫黄が「褐色」になるのは、硫黄中の鉄粉などの不純物が原因とのことです。
このように、不純物によって誤った知識が流布されていることは多く、例えばカーバイド
から発生したアセチレンの臭いなどがあります。
参考書にも、誤った記載がみられますので、注意して下さいね。
ちなみに、古い教科書では、「ゴム状硫黄は褐色」という記述が見られます。
同素体の中で、もっとも細かく出題されるのは、15族3周期の燐Pですが、
意外と盲点になるのは硫黄です。
入試で出題される硫黄の同素体は、
単斜硫黄,斜方硫黄,ゴム状硫黄の3つです。
常温で最も安定なのが斜方硫黄で、
単斜硫黄やゴム状硫黄を放置しておくと、斜方硫黄へと変化します。
また、硫黄原子が数珠状に繋がったゴム状硫黄を除き、
硫黄原子8個が環状構造をつくった八員環のS8分子からなるため、
有機溶媒の二硫化炭素に溶けるという性質があります。
さて、
単斜硫黄は「淡黄色」,斜方硫黄は「黄色」,ゴム状硫黄は「黄褐色」と言われますが、
実際には高純度の硫黄からつくったゴム状硫黄は「黄色」になるんですね。
ゴム状硫黄が「褐色」になるのは、硫黄中の鉄粉などの不純物が原因とのことです。
このように、不純物によって誤った知識が流布されていることは多く、例えばカーバイド
から発生したアセチレンの臭いなどがあります。
参考書にも、誤った記載がみられますので、注意して下さいね。
ちなみに、古い教科書では、「ゴム状硫黄は褐色」という記述が見られます。
コメント 0