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エタノールの反応温度 [CVX-化学発展演習 日記]

こんにちは~ (*^_^*)/

先日2011年1月28日に試験のあった某大学の前期一般入学試験で、

エタノールからエチレン,(ジ)エチルエーテル,酢酸エチルのそれぞれを得る実験では、反応温度の調節が必要となる。その温度の高いものから順に並べるとどうなるか。

という設問がありました。皆さん、覚えていますか?

① エチレンの生成 エタノールの分子内脱水(160~180℃)

② エーテルの生成 エタノールの分子間脱水(130~140℃)

③ エステルの生成 エタノールと酢酸の脱水縮合(還流用のガラス管を付けて約70℃)

エチレンとエーテルの生成温度の違いについては頻出ですが、エステルの生成実験もからんだ問題は珍しいですね。ちなみに、酢酸とエタノールと濃硫酸を混合して加熱した場合でも、副反応として140℃ではエチルエーテルが,160℃ではエチレンが生じるので注意が必要です。

確認しておいてください。

図解とフローチャートによる新有機化学実験

図解とフローチャートによる新有機化学実験

  • 作者: 浅田 誠一
  • 出版社/メーカー: 技報堂出版
  • 発売日: 1979/01
  • メディア: 単行本
  • 実験の手順や器具の使い方について詳しくまとめた良書です。

 


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コメント 3

Melody

うわー、この段落は良いです、私の妹は、これらの種類のものを分析している、
私は彼女に話すつもりです。
by Melody (2017-09-20 18:43) 

Phyllis

こんにちは私の家族!私はこの記事
素晴らしい、素晴らしい書かれ、ほぼすべての重要な情報が付属しています。
私はこのようなより多くのポストを見たいと思います。
by Phyllis (2017-12-01 05:57) 

Lizette

Thanks for finally talking about >エタノールの反応温度:化学屋の呟き:So-netブログ <Loved it!
by Lizette (2018-02-23 02:39) 

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