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iPS細胞で不老不死 Σ(゚д゚;) ヌオォ!? [科学技術]

(*^o^*)コ(*^_^*)ン(*^ー^*)ニ(*^ー^*)チ(*^O^*)ワーー!

不老不死と言えば、人類永遠のテーマですよねぇ  o(´^`)o ウー

ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 (幻冬舎新書)

ヒトはどうして死ぬのか―死の遺伝子の謎 (幻冬舎新書)

  • 作者: 田沼 靖一 出版社/メーカー: 幻冬舎  発売日: 2010/07
  • 生物の細胞の死には、遺伝子に支配されない死「ネクローシス」と、遺伝子に支配された死があり、そのプログラムされた死は、細胞の種類により2種に分けら れるそうです。▽再生系の細胞の死「アポトーシス」。▽もう一つは非再生系の細胞(脳の神経細胞や心臓の心筋細胞)の死「アポビオーシス」。「アポトーシ ス」は、個々の細胞が個体全体を認識し不要な細胞が自ら死んで個体の完全性を保つ生体制御と、ウイルス等で異常をきたした細胞を消去する生体防御がその役 割。再生系細胞が「アポトーシス」で死ぬ時は、自分のDNAを規則的に切断、蛋白質を分解して消滅。60回程再生できる。一方「アポビオーシス」は、基本 的に再生せず、個体の死に直に関わる。ヒトは、100才程の寿命に決められているそうです。
    「アポトーシス」を応用し、難病の癌、エイズ、アルツハイマー病等も、各々の病因となっている特定の蛋白質の構造を突き止め、働きを抑制するために、その構造の鍵穴に合った鍵をもつ化合物を機械で設計する。新薬を創出するゲノム創薬の手法が紹介されています。(amazon書評より)

そんな夢が実現する方法がついに発見 …o(;-_-;)oドキドキ♪ 

---------------------------(現代ビジネス 2012.09.26)

「歳をとるにつれて体に蓄積されていくダメージを、薬や治療で修復すれば、人は老化せず、病気も食い止められる。老化や病気の原因は、突き詰めれば、細胞の細かい損傷です。つまり、傷ついた細胞を修復し続けることができれば、人は永遠に生き続けられるのです。そのために必要な薬と技術は、今後20年ほどで完成する可能性が高い」

英ケンブリッジ大学研究員で老年医学を専門とするオーブリー・デグレイ博士は、こう断言する。いくつかの条件を克服すれば、わずか20年後に、人類は不老不死になるというのだ。
デグレイ博士は老化の原因を7種類に分け、その一つ一つを潰していくことにより、老化、
ひいては死を克服できると主張する。彼が語るその内訳は次の通り。

(1)再生不可能な、脳や心臓の細胞が死ぬこと。
(2)細胞が正常に分裂せず、がん化してしまうこと。
(3)死んだ細胞が毒素を出し、周囲に影響すること。
(4)細胞が生み出す老廃物が、除去されずに細胞の中にたまってゆくこと。
(5)細胞の中でエネルギーをつくるミトコンドリアのDNAが、傷ついたり突然変異して、
  正しく機能しなくなること。
(6)細胞と細胞をつなぐコラーゲンなどのたんぱく質が、加齢とともにしなやかさを失うこと。
(7)新陳代謝によって生まれる老廃物が、細胞の外側にも付着すること。

「技術の発展がわれわれの加齢を追い越す日が必ず来る。いま中年以下の人たちは、
その恩恵にあずかれるでしょう。50歳前後の方はチャンスです。150歳まで生きる人が現れれば、
その10年後には1000歳まで生きる人が現れるはずです。そして、社会は大きく変わる」

「女性の高齢出産が増えていますが、不老の薬が実現すれば、70歳、80歳になっても出産できる。
女性は生きている限り子どもが持てるようになるでしょう。外見も若いまま維持でき、
しわやしみもできない。子どもたちに介護を頼む必要もなくなります」

http://gendai.ismedia.jp/articles/-/33570

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 現在われわれが特に力を入れているのは、細胞の内部を治療するための薬の開発です。この薬を用いて、細胞にたまった分子レベルの微細なごみを取り除き、ミトコンドリアの機能不全を修復できれば、(4)や(5)の問題は解決します。

 七つの中では(2)のがん化した細胞の修復が最も難しいですが、これも染色体にはたらく特定の酵素を取り除くことで解決すると考えられます」(デグレイ博士)

 さらに、(3)と(7)の問題は細胞の免疫系を刺激することによって対処できる。(6)の問題については、絡み合って硬くなったたんぱく質を分解する薬が、大手製薬会社によって完成に近づいているという---。以上でデグレイ博士は、老化の原因すべてに解決の見通しをつけたことになる。つまり彼は、不老不死のために解決すべき問題とその方策を示し、ロードマップを描いた最初の科学者なのだ。彼はいま、これらすべてを実現するための研究費を世界中から募っている。

iPS細胞を使えば

 古今東西、不老不死を夢見る権力者たちは迷信にすがり、ときに危険な手段で身を滅ぼすことさえあった。

 強大な権力を背景に不老不死を追い求めた秦の始皇帝は、日夜服用していた〝不死の薬〟が含む金属で中毒をおこし、50歳で世を去っている。16世紀ハンガリーの伯爵夫人エリザベート・バートリは、永遠の美貌を得ようと若い娘の生き血の風呂を好んだが、後に魔女として幽閉された。

 デグレイ博士の考える不老不死も、見果てぬ危険な夢なのではないか、そう思う読者もいることだろう。彼が言う不老不死への道には、どの程度の現実味があるのだろうか。

 アンチエイジングの専門家でもある、京都大学医学部附属病院の近藤祥司医師は、〝不老〟の可能性を否定していない。

「一般に人間の寿命の限界は120歳程度と言われていますが、これは脳の重さや酸化ストレス(細胞内で酸化が進む現象)の蓄積と寿命の相関から割り出したものにすぎません。

 長寿世界一の記録はフランス人女性のジャンヌ・カルマンさん(1875~1997)の122歳です。デグレイ氏が言うように、人間が200歳まで生きられるかどうかは誰にもわかりませんが、少なくとも細胞レベルで老化を食い止めることは可能です」

 ノーベル生理学・医学賞候補となっている京都大学・山中伸弥教授の研究で脚光を浴びた〝幹細胞〟は、デグレイ博士が述べたとおり、細胞の死による老化現象を解決すると考えられている。

 体の再生を司る幹細胞は、加齢とともに減ってゆく。幹細胞がなくなれば、筋肉は痩せ衰え、脳は萎んで死を迎える。逆にこの幹細胞を活性化させたり補うことで、老化を防ぐことができるというわけだ。医学博士の中原英臣氏が解説する。

「例えば、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使って皮膚を再生できます。自分の若い頃のiPS細胞から再生させた皮膚を移植すれば、100歳でもつやつやの肌でいられる。髪や目も、iPS細胞で再生して移植すれば、若々しいままに保てるかもしれません。これは決して夢物語ではなく、いまも研究者たちの挑戦が続いています。そう遠くない時期、数年のスパンで実現する可能性が高い」

 体のあらゆる部分を再生して若返ることが、理屈のうえでは可能なのである。

 また、幹細胞とともに老化防止の鍵を握るのが、染色体の末端にある〝テロメア〟だ。中原博士が続ける。

テロメアは、細胞分裂のたびに徐々に短くなり、完全に消耗したとき細胞分裂が止まってしまう。細胞が分裂できなくなれば、生物は死を迎えます。つまり、テロメアの消耗を抑えることで、不死が可能になるかもしれないのです」

 実は、テロメアを操作して生物の寿命を延ばす実験は、すでに成功している。前出の近藤医師によれば、テロメアとともに〝スーパーp53〟という遺伝子を活性化したマウスは、通常のマウスよりも13~24%も長生きするという研究結果が発表されているという。

テロメアが活性化すると、細胞の寿命が延びるとともに、がん化しやすくなるのが問題でした。しかし同時にスーパーp53を活性化すると、細胞ががんにならないよう監視してくれる。テロメアが長いほど細胞は若いということですから、寿命も延びる」(近藤医師)

高齢出産も介護もなくなる

 さらに、人間の寿命や老化には〝サーチュイン遺伝子〟が深く関わっていることもわかっている。この遺伝子は、普段は眠っているが、カロリーの摂取を抑えたときに活性化する。サーチュイン遺伝子が活性化すると、免疫力の低下が抑えられ、老化を抑制することができるのである。

 カロリー摂取を抑えると寿命が延びることは、古くから知られていた。マウスのカロリー摂取量を80%にすると、寿命が通常より20%延びるという。儒学者の貝原益軒が著書『養生訓』で唱えた〝腹八分目〟は正しかったわけだ。これなら、薬の完成を待たずとも誰でも実行できる。

 これらの〝老化克服戦略〟に対しては、否定的な研究結果もないわけではない。しかも先述のとおり、テロメアの活性化は未だにがん化の危険と隣り合わせだ。だがデグレイ博士は、

「技術の発展がわれわれの加齢を追い越す日が必ず来る。いま中年以下の人たちは、その恩恵にあずかれるでしょう。50歳前後の方はチャンスです。150歳まで生きる人が現れれば、その10年後には1000歳まで生きる人が現れるはずです。そして、社会は大きく変わる」

 とあくまで楽観的である。

女性の高齢出産が増えていますが、不老の薬が実現すれば、70歳、80歳になっても出産できる。女性は生きている限り子どもが持てるようになるでしょう。外見も若いまま維持でき、しわやしみもできない。子どもたちに介護を頼む必要もなくなります」(同前)

 デグレイ博士の「老化と死はいわば病の一種であり、克服できる」という信念を、異端だという声も多い。確かに、一人ひとりの寿命を克服した先に待つのは、内田氏の予測するような、人類全体の死ともいえる悲惨な状況なのかもしれない。だが、デグレイ博士は私たちの固定観念にくり返し疑問を投げかける。

「なぜか私たちは、老化のこととなると運命に身を任せがちです。この考え方がいかに馬鹿げているか。病気を悪だと捉える人は多いですが、悪いという点では老化も同様です。しかも、老化は病気よりもはるかに多くの人命を奪っている。

 私が考える方法は極めて合理的です。くだらない理由をつけて『老化はよいことだ』とする意見もありますが、誰にも避けがたい問題ならば、できる限りのことをするしかありません」

 ジュール・ヴェルヌは「人が想像できることは必ず人が実現できる」と述べた。われわれが、不老不死の実現に身をもって立ち会う日が来るのかもしれない。

「週刊現代」2012年9月22・29日号より

--------------------(引用終わり)----------------

よく、不老不死になった途端に人生がつまらなくなり、全てが色あせて見える・・・・なんてテーマの話が書かれていますよね (;一一) ジィー

でも、研究者なら寿命に邪魔されずに新発見を続けたいだろうし、冒険家なら色んな所へ行ってみたい筈。太陽系外宇宙への宇宙旅行は現状では何世代も掛けての話だけど、不老不死なら自分でその結果を見ることが出来る 「(´へ`;ウーム 

ちなみに、日焼けによる老化への影響では、こんな恐ろしい実例が・・・・ 《《o(≧◇≦)o》》イヤァァァァ!!!


タグ:不老不死
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