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個別指導塾って・・・・ [C2J-東大化学 日記]

こんにちは~ (*^_^*)/

今朝の新聞の折り込みチラシで、
「個別指導は先生で決まる!」っていうのが、入っていました。
東京個別指導学院の広告ですが、「どんな凄い先生を集めているのかな?」と講師紹介を見たら、
明大から東大までの皆大学生のバイト講師でした。

メインの学習指導を他で受けていて、安価な補完手段として「大学生のバイト講師」に依頼するのはありでしょう。
質問することのない問題演習の時間まで、べったりと優秀で高価な先生を貼り付けておくのは、莫大な費用が掛かりますから、経済的な負担が大変です。
また、問題演習の監督くらいなら、年齢の近い大学生のバイトでも十分につとまります。

しかし、学習内容を質問する相手となると話は別です。
言葉はキツイかもしれませんが、学習が上手くできなかったから、明治大学などに入っているのですよ。
(都立高校の生徒などを教えた経験から、新課程で日大や明大レベルの大学に入っている層は、
受験生時代に概して勉強に不熱心で学力も高くないと考えて良いでしょう)
長く教育指導の経験をし研鑽を積んだのならまだしも、
自分の勉強の仕方も確立できていない現役の大学生に、「勉強を教えて貰う」のですか?
たとえ東大に受かった優秀な生徒であっても、教師として優秀とは限りません。
「大学入試で合格点を取る」ことと「質問に間違いなく答える」ことは別物です。
完答しなくても東大に合格はできますが、講師は問われた質問全てに正解を出さねばなりません(どの資料を調べたら良いか、も含めて)。これは、頭の良い悪いではなくて、単に経験とスキルの問題ですから、勘違いしないでもらいたいですね。

ここで、学生バイトとプロの違いを如実に表す実例があります。

某さなる予備校では、@willなる独習用のコンテンツを制作中です。
映像付きのテキスト授業の方は、きちんとした指導実績のある予備校出身のプロ講師が
担当しているので、質は良いと思います。
さらに、テキスト教材に掲載された練習問題や演習問題の他に、自習用の単元毎の演習問題を
用意しています。
が、その自習用の問題を、テキスト教材を作成したプロに依頼せずに、学生バイトに作らせました。
テキスト教材に掲載されている問題を、少しずつ変えて(例えば数値を変えるとか)問題をたくさん
作るだけなので、学生バイトでも十分だと考えたのでしょう。
ところが、練習・演習問題というのは、数値を変えるだけでも問題の意味が変わってきたり、
問題が成り立たなくなってしまうことが多々あるのです。
指導経験が豊富で学識のあるプロならすぐに気づく問題点にも、学生バイトの能力ではなかなか
分からないことが多々あります。インターネットで検索しても、疑問点に100%答えてくれるわけでは
ありませんから、大学生の知識レベルではとうてい答えのでないものも多いのです。
そのため、プロに頼んだら2分で解決する修正が、学生バイトが1月も掛かって3回も4回も校正を
行っても間違いを修正できなかった・・・・・なんてこともしょっちゅうです。
それは、学生バイトが一生懸命やっているか否かの問題ではなく、能力の問題なのです。

時間単価1500円で1月かかって教えて貰う内容が、時間単価1万円で5分で片付くとしたら、
どちらの方が本当の意味で「お値打ち」なのでしょう?

個人的には、
能力を必要とする質問のために、Z会などの教室に通うとか指導実績のあるプロの家庭教師
個別指導を利用する。
問題演習の監督やちょっとした教科書レベルの質問をするのには、廉価な学生バイトの個別指導を
利用する。  というのが良いのではないか、と思いますね。
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