震災による原発事故でイギリスの環境コラムニストが原発信者に!? [環境問題]
お疲れ様です。(; ̄_ ̄)ぅ
東京電力の原発事故の経過は気になりますが、新学期も始まり、東京では「計画停電」の地域もありますが、日常生活に戻りつつありますね。先日のブログで、事実を客観的に把握すべきだと書きましたが、英紙ガーディアンにこのような記事がありました。
----------------------------------(産経新聞2011.3.28より)
「私を原発信者にさせたフクシマ」英紙で環境コラムニスト
ガーディアン(英国)
■私を原発信者にさせたフクシマ
22日付の英紙ガーディアンで環境コラムニスト、ジョージ・モンビオ氏は「なぜフクシマは私の不安を取り除き、原発を許容させたのか」と題して「原子力は想像できる範囲で最も厳しい試練に直面しているが、人類や地球への影響は小さい」と指摘している。
モンビオ氏は地球温暖化に警鐘を鳴らしてきた環境派だ。温暖化対策のため温室効果ガスを出さない原子力を見直す動きには距離を置いてきたが、福島第1原発事故を目の当たりにして原発推進派に転じたと打ち明ける。
「不十分な安全機能しかない老朽化したポンコツ原発を怪物のような地震と巨大津波が襲った。原発は爆発し炉心溶融を始めたが、知り得る限り誰一人として致死量の放射線を浴びていない」と語り、環境保護派は放射能汚染の被害を誇張し過ぎているとも批判する。
モンビオ氏はまた、「エネルギーは薬と同じでどんなものでも副作用を伴う」と指摘。太陽光など、再生可能なエネルギーを促進する必要はあるものの、原発による電力供給をすべて再生可能エネルギーに置き換えることはできない。
環境保護派は風や川の流れをエネルギーに転換する牧歌的な理想を唱えるが、水力発電は川の流れをせき止め自然環境を破壊する。 英イングランド地方では 1800年に1100万トンの石炭が産出されたが、これと同じエネルギーを得ようとすれば4万4500平方キロメートル超の森を切り倒す必要があるとい う。
モンビオ氏は「原発を廃止したらそれに代わるのは森でも水でも風でも太陽でもなく化石燃料だ。石炭は原発の100倍の害をまき散らす。原子力産業のウソは嫌いだが、フクシマは私を原発信者に改宗させた」と結ぶ。(ロンドン 木村正人)
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どこかのお馬鹿新聞や雑誌と違って、ヒステリックに放射線被曝の危機感や反原発を煽るのではなく、理性的に報道していますね。この辺りが、品格の違いというか知能レベルの違いなんでしょうね。ゆとり教育を推進した日本とエリートには英才教育を施す英国の差でしょうか。
- 作者: 長尾 秀美
少々確率の計算にミスがあったと記憶していますが、それは議論の本質ではありません。一般公衆が分かりやすく、そして正しい視点でモノを見られるようになるためにお勧めの良書といえます。(Amazonの書評より)
日本では、「原発の本」と言えば、 ヒステリックな「反原発」のものが大半ですね。だったら、原発より桁違いに犠牲者が多い自動車やタバコ,Made in China食品に対して、「反自動車」「反タバコ」「反China食品」と大々的にキャンペーンされてしかるべきだと思いますが・・・・如何でしょうか?
さもなければ、仙谷や辻元らの「日本の軍国主義の象徴で暴力装置の自衛隊」には絶対反対だけど、「チベットやウイグルに侵略した人民解放軍は中国様が作った良い軍隊」には諸手を挙げて大賛成(『自分は人民解放軍野戦司令官』とChina政府に表明した小沢一郎なんてのも居ましたね)・・・・っていう発想と、何ら変わらないように思えます。
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