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図の書き方と読み方のリンク集 (受験生も要チェック) [C2J-東大化学 日記]

こんにちは~(@^0^@)/

さて、今回は入試問題を解くのみならず、大学に入ってからも必要となる図の書き方,読み方について、簡単に書いてみましょう。なお、以下の図は、東北大学の自然科学総合実験の「学習アドバイス」HPより転載しています。さすがは東北大学。純鉄の性質や光ファイバーなど世界的な研究を成してきた大学だけあって、レポートの作成指導も分かりやすくまとめられていますね。

大学での提出物≒レポート(報告書)については、『初めてレポートを書く大学生のために 大学レポートの書き方』というHPがあり、注意すべき点や心得などが詳しく掲載されていますので、そちらをご覧下さい。「他人に伝わらなければ書いた意味がない」というのは、入試問題の記述解答や小論文にも通じる考え方です。

また、見やすいグラフを書く注意点については、こちらのHPも見て下さい。非常に基本的な注意点ですが、以外と添削課題を提出して貰うと、できていない人が多いです。

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さて、入試でのグラフ・図の作成は、答案用紙の枠内に書き込むことが多い為、左記のようなグラフ用紙を使うことは滅多にありませんが、グラフ作成の基本が学べるので、グラフ用紙を使ったグラフ作成について見ていきましょう。

1.グラフ用紙には方眼の中に全ての情報を書き込む

2.方眼の外の余白部分には何も書き込まない

入試問題では、グラフは与えられた答案用紙の枠の中に書くのが普通ですが、その場合はグラフ用紙のような方眼になっていない場合が多いですね。方眼であれば、プロット(点を打つ)した位置(座標)を説明する必要はありませんが、方眼がない場合は必ず明記する必要があります(例えば、10hPa ,15L など)。

左の片対数グラフは、高分子の分子量に関する実験などでも登場します。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ちなみに、中和滴定曲線の縦軸はpHですが、水素イオン濃度で考えればあれも片対数グラフになりますよね(ただし、左図とは逆に下の方が大きいですが)。

 ところで、東北大学の自然科学総合実験の「学習アドバイス」HPには「コピペや丸写し」について、「コピペや丸写しのレポートはやめておきましょう.何もいいことはありません.バレないし,と思っているかもしれません が,まちがいなくバレています.何も言われなかったとしても,それはバレなかったからではなく,勉強する気のないやつは放っておいてやる気のあるやつの面倒をちゃんとみてやろうと思われているにすぎません.」との警告が掲載されています。

インターネットで情報が簡単に拾えるようになったので、課題学習などをインターネットで検索した事柄をそのままコピー&ペーストしてレポートを作成する例がままあるようですが、それに慣れてしまうと自分で文章を書けなくなってしまいます。

答案の作り方も同じで、模範解答そのまま写して終わりにしてしまうと、入試の本番で記述が全く書けずに得点できなくなってしまいます。模範解答をそのまま覚えたとしても、字数制限があったり設問で問われている内容が微妙に違ったりして、そのまま覚えている内容を書くことができない場合が多いからです。ですから、ノートに模範解答をそのまま写すだけでなく、必ずその後に模範解答を見ずに自分の言葉で記述してみましょう。 何度も書いているうちに書いている内容が理解できるようになり、自分の中で熟れてくれば、自分なりにアレンジした的確な記述ができるようになります。

採点者は記述の出来不出来で解答者の頭の程度を判断する傾向がありますので、グラフや記述を的確に書けるというのは、非常に大切なことです。


タグ:図の書き方
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