過剰なゴミの分別がゴミ発電を駆逐する [環境問題]
こ
こんにちは~ (*^_^*)/
マスコミなどの影響もあって、環境ビジネスが 伸張していますね。こんな本も出てるくらいですから・・・・
- 作 者: 弘兼 憲史
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2009/12/22
- メディア: 単行本
環境負荷 = 環境に 与えるマイナスの影響のことで、人的に発生するもの(廃棄物、公害、土地開発、焼畑、干拓、戦争、人口増加など)の他に、自然的に発生するもの(気象、地震、火山な ど)もあります。
環境問題はなぜウソがまかり通るのか3 (Yosensha Paperbacks)
- 作者: 武田 邦彦
- 出版社 /メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2008/10/02
- メディア: ペーパーバック
- この本の内容に全面的に賛同するわけではありませんが、1つの見方
として読んでみては如何でしょうか。
リサイクル推進でごみ発電の発電量が減少 分別進みゴミの排出量が減少し思わぬ影響
政府が推進してきたごみの総発電量は20年度、前年比約3%減の6935ギガ(10億)ワット時と減少した。
この量は、日本の総発電量の0・6%に相当するが、21年度はさらにごみ排出量の減少が見込まれており、発電も減ると予測されている。
ごみ発電は、(1)ごみ焼却で生じる熱を活用して発電するため、エネルギーを有効に使える(2)自分の施設で使う電力をまかなう(3)余剰分は電力会社
に売り、地域で使うことができる-といった「一石三鳥」の策であるため導入する自治体が増加してきた。
発電施設は10年度は全国で201施設しかなかったが、20年度には300施設に増え、発電効率も改善されてきた。にもかかわらずの総発電量の減少だ。
ごみが減少していることに加えて、ごみの回収の方法の変化が、総発電量が伸びない原因となっているとみられている。
家庭のごみの6割を占めていた容器包装を減らすため、国は生産者であるメーカーに処理の責任を担わす容器包装リサイクル法(7年)などを制定。発泡スチ
ロールやペットボトルといった容器や包装が、分別の徹底によってリサイクルが進められてきた。
しかし、発泡スチロールやペットボトルなどは熱カロリーが高いため、焼却に回されなくなると、ごみ発電量はマイナスになるという結果を生んでいるのだ。
-----------------------------------------------------(記事より抜粋)
リサイクルが必要なものもありますが、汚れた包装用のプラスチックゴミなどは分別しても再資源化するのに新たな環境負荷がかかり、分別せずに記事に あるようなゴミ発電に集めてエネルギーを回収した方が環境負荷が小さくなると思われます。やたらと細かい分別をしている自治体があるようですが、それが本 当に環境負荷を減らしているのか、総合的に考えるべきです。フランスの平和運動がドイツの侵略を招いたように、理想主義的行動が最悪の事態を招く事がある ことを知っておくべきでしょう(ま、環境負荷ではなく、単にゴミを減らしたいだけなら別ですが・・・)。
つくられた「環境問題」―NHKの環境報道に騙されるな! (WAC BUNKO)
- 作者: 日下 公人
- 出版社/ メーカー: ワック
- 発売日: 2009/06
- メディア: 単行本
環境問題をシステム的に考える 氾濫する情報に踊らされないために (DOJIN選書23)
- 作者: 井村 秀文
- 出版社 /メーカー: 化学同人
- 発売日: 2009/03/20
- メディア: 単行本
- 環境問題はどのような視点から考えるかで結論が変化しますね。
中国の環境問題 今なにが起きているのか (DOJIN選書 12)
- 作者: 井村 秀文
- 出版社/ メーカー: 化学同人
- 発売日: 2007/11/20
- メディア: 単行本
- 作者: 小柳 秀明
- 出版社/メーカー: 蒼蒼社
- 発売日: 2010/04
- メ ディア: 単行本
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